Introduction
ネットワークの学習をしていると、頻繁に出てくる言葉がプロトコル。
普段使用しない言葉なのでイマイチ頭に入りにくい言葉ではないでしょうか。
ここでは、なるべく簡単に説明してみます。
プロトコルってあまり聞かない言葉だよね
プルコギ?
ネットワークのプロトコルとは
インターネット回線はいろいろな用途で使用されています。
ホームページを見たり動画を見るだけではなく、電話や電子メール、離れたコンピュータを遠隔操作したり・・・。
そうなると、ある程度の通信に関する共通の取り決めがあった方が良さそうですね。
また、コンピュータの基本ソフトウェアであるOSは1つだけではありません。
「Windows」や「Mac OS」や「i OS」や「android」などなど・・・。
どのOSでも、どのソフトウェアでも同じようにネットワークが使えないと困ってしまいます。
やはり、共通の取り決めはあった方が良いですね。
その取り決めの事をプロトコルと呼んでいます。
プロトコルって何?と聞かれたら、下のどれかで覚えておきましょう。
コンピュータがネットワークを使う時の共通の
-
-
- 取り決め
- 決まり事
- 規約
- 約束事
-
どれもここでの意味は同じです。自分の好きな言葉を選びましょう。
選べない?
どうしても選べない方は「取り決め」にしておきましょうか。
では、質問です。
プロトコルとは何ですか?
ネットワークを使う時の共通の・・・?
今選んだ言葉が出てきましたか?
出てきたらOKです。
ちなみにプロトコルを英語にすると
protocol
儀礼、協定、議定書などの意味で使われます。
やはり「取り決め」「決まり事」「規約」「約束事」というニュアンスがありますね。
いろいろな用途で使用されるネットワークのために用意されたプロトコル。
そうなると、用途ごとにプロトコルもいっぱい種類があるのかな?となりますね。
その通り。
プロトコルは使用される用途によって様々な種類があります。
次はそれら一つ一つについて見ていきましょう。
さて、上の文章ですが黄色下線「プロトコル」の場所を先ほど決めた「取り決め」や「決まり事」、「規約」などに置き換えて読んでみてください。きっと内容が頭に入り易くなるはずです。
このように「プロトコル」という言葉が出てきたら頭の中で自分で決めた他の言葉に置き換えてあげるのがおすすめですよ。
具体的なプロトコルの種類
では、ネットワークの取り決めであるプロトコルの種類をみていきましょう。
インターネット通信
まずはインターネット通信で使用されているプロトコルです。
- TCP/IP・・・インターネット通信で使われる
※このプロトコルについては別ページでもう少し詳しく説明します - HTTP・・・Webページの送受信で使われる
※ホームページURLの最初に付いていますね。 例: http://prau-ict.com - FTP・・・ファイルの転送(アップロード)時に使われる
電子メール
次に電子メールで使用されているプロトコル。
1つではありません。3つもありますよ。
- SMTP・・・電子メールの送信で使われる
- POP・・・電子メールの受信で使われる
- IMAP・・・電子メールの受信で使われる
※電子メールのプロトコルは別のページで詳しく説明します。
その他
- TELNET・SSH・・・リモート接続
TELNETとSSHは両方ともリモート接続で使用されます。
2つの違いですが、TELNETには暗号化の仕組みはありません。一方、SSHは「Secure Shell」の略で、暗号化した状態で接続できます。
リモート接続を使うと、友達の家のPCを自宅のPCからリモート操作することもできます。
パソコンの設定に困った友人をリモート操作で助けることができますね。
この中でプロトコルの細かい内容まで出題される可能性があるのは「TCP/IP」と電子メールのプロトコルです。
その2つは別ページでもう少し詳しく説明します。
テストで出題されるときのキーワード
- プロトコル
- TCP/IP
- HTTP
- FTP
- SMTP
- POP
- IMAP
- TELNET・SSH
試験対策としては、ここで説明したプロトコルは全部覚えておくのがお勧めだよ
練習問題
◎ 各問題をクリック(タップ)すると答えが出てくるよ
「HTTP」・・・Webページの閲覧で使われている
など・・・
目に見えるものではないから覚えるのが難しいなー