Introduction
ネットワークを分類するには様々な方法があります。
例えば通信方式や処理システムや規模によって分けるなど・・・。
ここでは、ネットワークを規模によって分類した際の呼び方を説明します。
LAN・WAN・インターネット
この3つの言葉を覚えましょう。
LAN(ラン)やインターネットは普段の生活でも使用する言葉だね
ネットワークを規模によって分類すると
ネットワークとはコンピュータ同士が繋がった状態のこと。
その繋がっているコンピュータの台数によって呼び名が変わるわけではありません。
使用されている区域の規模によって変わっていきます。
狭い範囲 → 広域 → 世界全体
と広がっていくにつれて、
LAN → WAN → インターネット
と変化していくイメージです。
LAN
Local Area Network
英語そのままですが、「ローカル」な「エリア」の「ネットワーク」ということですね。
「ローカル」には「特定の地方や区域」という意味があります。
直訳すると「特定地域の範囲でのネットワーク」という感じです。
会社や工場、学校など同一の建物や敷地内で構築されたネットワークをイメージしてください。
コンピュータの台数ではありません。一定の区域内でのネットワークのことです。
また、そのLANでは「イーサネット」とよばれる通信規格が主流となっています。
皆さんのご家庭でもノートPCやスマートフォンやプリンターが同一ネットワークに繋がっていると思います。
そのような家庭での小規模なネットワークもLANですし、社員1000人以上が同じビルで同一ネットワークに繋がっている場合も、同じようにLANと呼びます。
ちなみに家庭でのLANは「家庭内LAN」と呼ばれています。
LANを構築することを、「LANを組む」って言うこともあるよ
WAN
Wide Area Network
「ワイド」な「エリア」のネットワークですね。
企業の支店や学校などの離れたLANどうしを通信事業会社の回線を利用して統合し、より広域のネットワークを構築したものです。
広い範囲を接続するために通信事業者の回線を利用します。最近では、光ケーブル網(FTTH)やケーブルテレビ網(CATV)が用いられることがほとんどです。
「WAN」は普段あまり使わない言葉だなー
インターネット
Internet
LANやWANがさらに相互に接続され、世界的に発展していったものがインターネットです。
インターネットに関しては他の場所で細かく説明するよ
最後に、もう一度最初に書いたことを繰り返しておきます。
狭い範囲 → 広域 → 世界全体
と広がっていくにつれて、
LAN → WAN → インターネット
と言葉が変化していくイメージです。
これを覚えておきましょう。
練習問題
◎ 各問題をクリック(タップ)すると答えが出てくるよ
使用される規模によって呼び方が変わるんだね。
特に「LAN」は覚えておいた方が良いみたい