Introduction
コンピュータの一番基本的な構成要素、ハードウェアとソフトウェアの違いについて説明します。
この章で学習することの導入部的なお話です
ハードウェアとソフトウェアの違い
コンピュータを構成する要素は、ハードウェアとソフトウェアの大きく2つに分けることができます。
ハードウェアとは簡単に言うと機械のこと。
多くの部品が組み合わされてコンピュータは作られています。それは大型コンピュータでも家庭用パソコン、スマートフォンでも同じです。その機械部分のことをハードウェアとよんでいます。
そして、ソフトウェアとはプログラムのこと。
目の前にあるものが、ハードウェアかソフトウェアかを見分けるのは、さほど難しくはありません。
たたくと音が鳴ればハードウェア
と覚えておけば良いでしょう。
ハードウェアは物なので、叩くことができます。
しかし、ソフトウェアはプログラムなのでそもそも物質的な形がありません。
プログラムは、プログラム言語で作成します。言葉は物ではないので叩けませんよね。
ソフトウェアをDVDなどに保存したときは「もの」に見えますがその中身を考えてください。
コンピュータは、ハードウェアとソフトウェア両方が揃って初めて人間にとっての便利な道具となります。
どちらか一つでは意味がありません。
どれだけ高性能なハードウェアを準備しても、そのままでは電源を入れても電気が流れるだけ。
画面には何も表示されませんしマウスも動きません。ただの箱ですね。
一方、プログラムが入ったソフトウェアDVDだけ用意しても、動かす機械がないとどうしようもありません・・・。
2つ揃って初めて役に立つのです。
このハードウェアとソフトウェアという考え方はパソコンだけに当てはまるものではありません。
スマートフォンやタブレット、家電製品などでも同じです。
最近の家電はAIなどのプログラムを内蔵したものが増えてきました。
そのようなコンピュータ内蔵の家電が故障した時に、
「ハードウェアの問題かな?」「ソフトウェアの問題かな?」という感じでこれらの言葉を使う事があります。
ハードウェアが問題になっている場合は、「どこかの部品の故障かな?」と故障の原因を部品に絞って探ることになります。
一方、ソフトウェアが問題になっている場合は、「ソフトウェアを入れ直すか更新が必要かな?」とソフトウェアへの対策を考える事になります。
このように、ハードウェアとソフトウェアという言葉は日常生活でも使いますので覚えておきましょう。
テストで出題されるときのキーワード
- ハードウェア
- ソフトウェア
導入部だから覚える事は少ないね
練習問題
◎ 各問題をクリック(タップ)すると答えが出てくるよ
ソフトウェア・・・プログラム
「ハード」と「ソフト」。コンタクトレンズみたいだね。